ブライトンブログ

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DNAの力

2020年03月23日

気温が上がり桜の蕾が少しずつ開いていくこの季節は、やはり気持ちを前向きにさせてくれます。我が子もいよいよ小学生。明るい未来に期待したいBC勝田です。

先日撮り溜めた番組の中に、興味深いものを発見しました。人体の不思議をノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥教授が解説する遺伝ついての番組です。皆さんはDNAと聞いて何を思い浮かべますか?私は、生まれながらに持ったもので、ある意味運命を決定付けるものという漠然としたイメージしかありませんでした。ところが、最近の研究でDNAにはそれぞれスイッチがあり、後天的にオンオフを切り替えていることがわかってきたそうです。

 

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例えば、一卵性双生児は全く同じDNAを持って生まれますが、後に1人だけ癌を患ってしまう場合がある。それは、ひとりは癌を抑えるDNAスイッチがオンに働くが、もうひとりはそのスイッチが何らかの原因によりオンにならなかったということなのだそう。原因が育った環境や生活習慣だけではなく、DNAの働きにもあるとは驚きです。

 

またある学者は、親のDNAは精子によって子には絶対に引き継がれないとされてきた定説を覆す仮説を立ているそうです。ある時期、スウェーデンのある村の若い男性が、メタボが原因と考えられる疾患により何人も亡くなりました。研究の結果、彼らの祖父の時代が大豊作を経験して肥満傾向にあったこと、肥満のDNAスイッチがオンの状態で孫の世代まで引き継がれ病気になり亡くなったこと、がわかったそうです。つまり、肥満体質の遺伝子が精子によって運ばれ子の一生の体質を決定した、というのです。

そこで、子どもを持ちたいと考えているメタボの男性にダイエットをさせ、健康なDNAを子や孫に残そうという試みも始まっているとか。名付けて「精子トレーニング」。

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この研究の仮説が正しければ、親が経験によって獲得したことが、まだ見ぬ子孫にも影響することになります。…もっと早く知りたかったと思うのは私だけでしょうか!?

また、山中教授によるとスイッチは早い時期の方が切り替わりやすいとのこと。例えば、幼い頃から音楽に触れると絶対音感が付きやすい、というように。それでは私はもう手遅れか!?とがっかりしましたが、大人になってからも、例えば老化のDNAスイッチをオンからオフに切り替えることが可能だそう。実際に、運動が記憶力のスイッチをオンにすることが実証されているそうです。夢がありますね!さらに研究は癌治療にも役立てられ、DNAに直接作用する薬が開発されているようです。もっと研究が進み、良い方向に使われますように。知れば知るほど奥深い人体。まだまだ隠された秘密がありそうでワクワクします。

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